こんばんわ。
オーナーの宮本です。
先日、会社設立当初、19年前からのお客様であります、
年齢にして70歳をも超えたT様より、
私の携帯に1本の電話。
「あんちゃんよ!階段下の三角形になっている所に、引き出しを入れたいんやけど、それ、なんとか作ってくれよ!」
と言われ、私は詳細を何度聞いても「?」だったため( ̄▽ ̄)
「Tさん!電話で話しててもよく分からないので、きょう帰りに見に行きますから!」
と話し、仕事終わりにT様宅に向かった。
すると・・・
そら想像できんわな。。。ホントに、まさかの三角形!
「ピッタリに作って欲しいんや~~!」
と話すTさま。
そして続けて。。。
「~~万円しか出せないから、その金額内でやってくれよ!」
と話された金額が、完全に特注の造作で、
取り付け施工費を入れるとオーバーしてしまうな。。。と思ったワタクシ。。。
ただ、これは良い施工事例になるし、
うまくいけば絶対にT様に喜んでもらえると確信したワタクシは、
これを見た瞬間に即答した!
「Tさん!これ、是非自分にやらせて下さい!必ずこ満足のいく家具を作ります!」
と、とりあえず自分にプレッシャーを掛けまして( ̄▽ ̄)
そのまま帰る予定でしたが、どうもスッキリしなかったので、
職場のデスクに戻り、帰ってから熟考した!
まず、サイズを詳細に測ってきた私は、デスクに座り、
とりあえず自分の書いた絵を見ながら・・・
イメージはある。。。
造作系の置き型家具にしよう!
と決意!
そこで早速準備に取り掛かった!
工場の三宅さんに自分の希望を伝えても
さすがに難しいと首をひねる三宅さん。
「良い施工事例になるし、
うまくいけば確実にお客様は喜んでくれるのは間違いない!
お届けしてうまく収まらなければ、当然自分で責任を取って何とかする!」
という私の言葉に、
「分かりました!確かに良い施工事例になりますね!予算内で出来るかやってみましょう!」
ということで、
先日、うまく収まるのかと、ドッキドキの納品日。
mm単位の特注置き型家具として、攻めに攻めた寸法にしたので、
納品に行った北村君に、
「右と左でゆっくり同じスピードで押してくれ!」
と話し、恐る恐る・・・
少しづつ本体を移動させ、途中で入らなくなったらどうしようと思いながら( ̄▽ ̄)笑、
こうして・・・
見事に収まった!!
前面の無垢板は、3mmほど飛び出した設計にしたので、
クロス貼りの切れ目。仕上がりが甘い所も、
これでスッキリ隠すことが出来た!
まるで、初めからそこに存在していたかのような佇まい。
私がこだわったのは、mm単位で妥協せず、
完全な造作家具に見せる事で、施工費のコストを抑え、
その分、前板の仕上がりに注力する事だった!
前板はブラックウォールナットの木目通しで、
引き出しをインセットにしたのだが、
これが想像以上に見事な仕上がり!
「あたかも引き出しには見せたくない」
というのは、T様の希望でしたので、
取っ手も付けず、サクリもせず、プッシュで開くようにした。
それが、
これだ!!
では、もう一度いきますよ~~!
これが!
これで!
こうなって!
ドンピシャいって
これですからね!( ̄▽ ̄)!笑
完全に2度見せて、2度言いました!笑
ではまとめます。
造作特注家具が欲しい!
しかし施工費を入れると予算が飛び出てしまう!
ならば特注の置き型家具にしよう!
ではどうするか?
それは・・・
正確にサイズを測り、正確に家具を製作して
造作家具にしか見えない。
そういう家具にすれば良いのだ!!(ー_ー)!!
納品した時は、
奥様だけが立ち会われた為、ご主人とは会えずじまいだった。。。
しかしながら、夜、
ご主人から私の携帯に電話があり、
その時、言われた言葉が、どうにもこうにも忘れられないのだ。。。
「宮本のあんちゃん!社長さん!
あんた、ワシが死ぬまでの付き合いやちゃ!」
そう言われ、何度も何度も「ありがとう」
その言葉だけを、何回も何回も言われた。
この言葉に感動したワタクシは、
70歳も過ぎた、言うならご年配のT様に、
当然こう返しました。。。
「Tさま。死ぬまでの付き合いと言うのなら・・・
残り50年ほどありますね!(*^-^*)!」
と言うと、T様は大笑いし、
「120まで生きられようかの~~。。ありがとう。。」
と言われ、なんだか・・・
単純に感動しました。
「死ぬまでの付き合いやちゃ」
って、
自分じゃなく、お客様から言われた。
ひょっとしてこれ、
今まで感謝のお言葉を頂いた中でも、
最高の誉め言葉だったんじゃないかな。。。
そんな、そんな気が致しました。
Tさま。身に余る御言葉でした。
本当に、本当にありがとうございました。
またのご依頼を、心よりお待ちしております<m(__)m>
本日は、
「造作系置き型家具の真骨頂!」
と題してお送りさせて頂きました。
ちなみに上記のような単語はございません。
僕が付けた言葉なので、うちのスタッフに言えば、
きっと意味が分かると思います(*^-^*)
お客様のお役に立つために、ミヤモト家具はある!
どんなに難しいご依頼であっても、
自分が、自分の会社が出来る範囲内で、精一杯やって、
お役に立てるように努めたい。
それが、僕らの仕事だから。
明日も、当然、全力で頑張ります!!
それでは皆様。
きょうも笑顔で
ごきげんよう(*^-^*)
株式会社ミヤモト家具
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代表取締役 宮本 豊彰