こんばんわ。
オーナーの宮本です。
きょうはですね!
真面目に家具の話です(じゃあ いつものは何なん?笑)
うちの死んだ爺さんと婆さんは、昭和19年にタンス店を開業しました。
当時は当然ですが、今ほど造作家具。
え~
つまりは、建築と一体となった、造り付けの家具の事ですが、
現代の発達からは程遠く、あって押入れ(これは造り付け家具とは言いませんが…)、整理タンスや、昔でいう洋服ダンスが良く売れた時代でした。
その後、造作家具が発展し、どうでしょうか?
私が起業し始めた時には、すでに
「婚礼家具」
と言う言葉は死語に近く、それでもまだギリギリ需要はあったのだと思います。
富山県の家具組合と呼ばれる所にも、当時ワタクシも参加致しました。
その時、こぞって家具屋の店主が話していた内容は、
「今は備え付けの家具が主流で、タンスは売れない。婚礼家具を買う人なんて、昔の3割もいない。家具屋はこの先、とても厳しい業界なんだよ」
といったアドバイスを受けました。
食事に行くと、ネガティブなワードが連発され、皆に
「家具屋は売れない」
と言う固定概念が、随分あったように思いました。
しかしながら、当時の私は従業員もいない中、逆に余計な知恵も無く出発したことは、ある意味幸運だったと思うのですが…
と言うのも、
こだわっている人や、本当にインテリアに興味のある人は、きっとよくある家具屋さんでは購入していないだろうと、いち早く感じたことでした。
その需要を、皆(これまでの家具屋さん)は知らないし、そこには多くの需要があることを、なんとなくですが…
いえ、確信がありました(^_^)
それから、そんなお客様に顧客になって頂くために、まず取り組んだことは、
今までのやり方を全て捨てる事から始めましたかね。
売れない在庫は全て処分し、
価格も、よくある二重価格(値引きを依頼されてから出てくる本当の販売価格!笑)を一切やめて、ギリギリの販売価格でワンプライスに設定。
初めから、めい一杯の価格にすることで、値引きは絶対にしないと決めました。
インテリアをトータルでプロデュースしたいと、家具だけではなく、照明や雑貨、カーテンやクッションなどファブリックの販売もし始めました。
その後、オリジナル家具の販売、卸しをしたいと思い、沢山のお取り先様を増やし、リビング・ダイニング家具を中心に、住宅展示場などのトータルコーディネートにデコレイト、家具のリース等も始めました。
そしてついに今では、
家の中全てのインテリアをプロデュースしたいと、笠木や造作のカウンター天板の製作に、置き型家具だけでは物足りず、
造作家具(造り付け家具)の製作も開始。
製図をし、
デザイン案を出し合い、
置き型家具の提案と同時進行で、何度も何度も打ち合わせを重ね、
自社製造。
工場であるヴィンテージにて、製造後、検品し、
いざ出発!
何もない壁から、無垢材を打ち付け、
壁壁に、現場でしっかりと合わせながら、
工場で出来上がったモノを取り付けし、
引出しを入れて、
棚板を設置。
素材は惜しまず、どこも天然木を使用し製作された、心地の良い風合いが、ミヤモト家具造作の持ち味です!
寸分の狂いも無く、建築と一体した、造作家具が出来上がり
次に置き型家具を設置します!
こちらはダイニング。
椅子はデザイナーズのYチェアーをセレクト。
そしてリビングの置き型家具を設置して完了です!
貪欲に、自分たちのやりたい事、お客様に喜んで頂きたいといった一心で追及し続けた結果、遂に自社内で解決出来ない事が無くなりました(笑)
ミヤモト家具ってどんな店なの?
と聞かれたら、伝えたいことがありすぎて困ります(笑)
「備え付けの家具を製作している、いわゆる、造り付け家具屋さんね!」
と言われれば、そうです!とも答えますし、
「ダイニングテーブルや椅子にソファー、テレビ台やベット、デザイナーズ家具を扱ったり、造ったりしている置き型家具の家具屋さんね」
と言われたとしても、そうです!と答えるでしょう。
「置き型特注家具屋さんね!」
と言われたら、そんな見え方も確かにあるな(*^_^*)とも思いますし、
「住宅展示場などの、コーディネートやデザインがメインの家具やデコレイト品などの設計事務所なのね!」
ん~~。確かに、そんな側面を持ち合わせていますかね(^_^)
何と表現すれば良いのか難しいのですが、
私達は、
家具にコダワリ続けた、専門店であり、そしてプロショップであると、誇りを持って答えます。
当然のことながら、「極めた!」といったレベルには程遠く、自分たちが求めているレベルにさえ、未だ到達しているとは思っておりませんが…
だからこそ、高みを目指して、挑戦し続けていきたいと願います。
目指したら、目指しただけの高い山が存在し続ける事が、この仕事の面白みと思うからです(^_^)
え~
長々と想いを書き綴ってしまいスイマセン(笑)
本日は、
「造作家具屋?特注家具屋?置き型家具屋?いえ… 家具専門店であり、プロショップです!」
と題してお送りさせて頂きました!
ではでは
そろそろ仕事に戻ります!長々とお付き合い頂き、スイマセン!ありがとうございました\(^o^)/
それでは皆様。ごきげんよう(*^_^*)
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
https://www.miyamoto-kagu.net
Vintage Factory
https://www.vintagefactory.jp
代表取締役 宮本 豊彰