私が20代前半の頃。
私もサラリーマン時代を経験している。
昨日の定休日、珍しくラジオを聴きながら車を移動していると、ミスターチルドレンの「終わりなき旅」という曲が流れた。
当時、私の同期のミイと言う男がこの曲が好きで、仕事帰りに飯でも食いに行くかと誘うと、お決まりのように彼の車からこの曲が流れてくる。
同じく同期だった潤子という女から、とあるイケメン君への恋愛相談を受け、
「まぁ~三人で海でも行くかぁ~」
と、夜中に仕事が終わりながらも、その後ミイの車に乗り、海に出かけた。
20代の前半でよくある、職場ミーティング&恋愛相談な会である(笑)
私は会社設立前という事もあり、エネルギーがあまり余っていて、毎日朝まで遊んでも、普通に次の日には遅刻もせず、会社に出勤できた。
あの日は、当然のことながら明け方になり、海で三人で写真を撮った。
そういえば、あの写真は何処に行ったのかと疑問だが、
不思議と忘れっぽい私も、当時話した内容や、写真のありかは分からないが、こんな写真だったと、頭の中で鮮明に思い出せる。
写真を見て、前髪が短く揃った潤子を、当時はよく笑いのネタにした。
お~い!潤子!このブログ見てるか~?笑
あの日、恋愛相談は別として、当時勤めていた会社の行く末や仕事の悩みや葛藤など、いろいろ朝まで話をしていたのを思い出す。
しかしながら、お世辞にもレベルの高い話だったとは言えず、振り返るとただただ、
「若かったんだな…」
と思う(笑)
先日、我がミヤモト家具の、「第三回男祭り」が開催。
え~~~。
平たく言うと…
男性スタッフによる、ただの飲み会である(笑)
場所は毎度おなじみになった
元、ミヤモト家具のスタッフ久郷君が店長を務める、「金泉」さん。
遅く仕事が終わってから、立ち寄ったが
一応、専務が予約していたせいか、こんな気の利いたご案内。
旬で旨い刺身を口にしながら、
日ごろの労をねぎらった。
残念ながら、工場長など、仕事が忙しく欠席者もいたが、そんな工場長や専務も始め、ミヤモト家具の幹部含めスタッフはほぼほぼ20代。
皆若い。
次第にお酒の勢いもあって、各々本音も飛び出す中、
彼らが話す内容をじっくり観察していると、
ミヤモト家具に対する想い。
時に、各々のスタッフに対し、ダメ出しが入りながらも(笑)、
尊重し合い、今後はこおうしていくべきだ!
お前ならやれる!
おれたちはプロなんだ!
なんて、熱い会話が繰り出される。
そこで、あの時、私が20代の頃に朝まで同僚と海で語り明かした内容を思い出した。
私は当時、
ミヤモト家具(当時は宮本タンス店)という会社を設立する気はさらさらなく、
しかしながら、そもそも家具屋として起業する気ではいた。
自分が家具屋をした時は、こんな仲間に囲まれて、朝までこんな話がしたいな~
と夢見ていたが、
その日それを思い出し、目覚めた翌日。
「あれっ???夢、叶ってるやん!」
と思った(笑)
その日、私があの時思い描いたような会話で、
しかも、あの時、思い描いたような風景そのものだった。
なんだ…
意外にあっさり(いや、待てよ… 14年もかかってる!!!笑)
そして、
同時に何だかとても不思議な感覚を覚える。
それは
、
自分は、ここで満足していない。
そういえば、当時起業した時は、年商1億円の会社を目指していたし、
それも随分と前にいつの間にか通過した。
いつの間にか、
今は当時の目標年商の何倍にもなった。
しかしながら何故だ?
自分は、全く満足していない。
昨日、そんな事を思いながら
結局のところ、
「満足する日なんて、来ないのだ。」
そう思った。
永続発展すべく、新卒の採用にも乗り出し、
毎年、それなりな実績も残してきているように、
数字上では一定の成果も上げて、そこそこな会社にもなった。
でもどうしてやろうか???
自分は、なんら満足していない。
企業理念に
「専門性を極めた企業を目指し」
などと掲げたが、
「随分と壮大な理念なんだな」
と気が付く(笑)
しかしながら、ひとつ確実に思えるのは、
今、うちに勤めてくれているスタッフへの感謝だ。
何故なら、こうして、当時20代の頃の私の夢を叶えてくれた。
正直、この会での皆の話を、あまり口を出さずに聞いていたが、
実は本当に感動して、ほんとは言いたい事も沢山あったけど、
結局あまり話せなかった。
今。
私は確信している。
ミヤモト家具がこの先、5年。10年経った頃
ここにいるメンバーは10年後に、ようやく油の乗った
本当にイイ仕事が出来る年齢に辿り着く。
その時をふと想像すると、
この会社はとんでも無い事になるぞ!!!
私は来年40になるが、
本当にイイ仕事が出来るようになるのは、
誰しも40からだ!
あの日、自分の20代の頃に、同僚と海に行って仕事に関して語り合った日。
きっと、自分は、会社の理念や社長の想いに同感し、目標を持ち、それに向かって邁進してさえいれば、その会社に残り、ミヤモト家具をするという選択肢を考えなかったと思うし、
しかしながら
先代の大きな借金を背負い、家具屋をせざるをおえなかった状況に追い込まれたという事は、
これが自分の宿命であったのだと、改めて感じるのだ。
今の私は、現在のポジションからは想像できない、壮大な目標を掲げた。
それを皆で邁進し、その山に登り切った時に、おそらくこう感じるのだと思う。
「また高い山に登りたい。」
結局の所、
人生は終わりなき旅だ。
そして、だからこそ成長したいと思い、高い山に登りたいと思うのだ。
そういえば…
高ければ高い壁のほうが、登ったとき気持ちいいもんな~
って、あの日、ミスチルが言ってた(笑)
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終わりなき旅
カメと言われようが、
きょうもボチボチ登ろうか。
それでは皆様。ごきげんよう(*^_^*)
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
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代表取締役 宮本 豊彰