富山の家具屋 ミヤモト家具スタッフブログ

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本物とは

本物とは

杉木 涼

皆さま、おはこんばんちは。 しぇんむの杉木デス。

新店舗「SOLID」のオープンが着々と近づいてきております。

店長に就任する岡本君をはじめ、工場や配送部の人たちの頑張りで
SOLIDはすばらしくカッコいい内装になっております。

あの空間にウチの製品が並ぶと思うと・・・・
いやはや、本当にオープンが楽しみです。


 

 

 

いつも笑いながら仕事をしている僕らですが、

皆、ひとつの使命を持って働いております。

 

それは 「お客様へ本物を届けること」 です。

 

ミヤモト家具の理念には、必ず本物というキーワードがあります。

 

しかし、本物というのは、とても抽象的な言葉です。

家具の「本物」の定義はないです。

 

無垢材が本物?突板は偽物?

答えは当然 否 ですよね。

突板の家具だって、ポリ合板の家具だって、

職人が作る立派な家具です。

 

では、私たちが考える本物とは、何か?

 

それは 「お客様の答え」 です。

大切なのは、それがお客様にとっての本物になれるかどうか。

 

 

先日、タモ材の立派な耳付きの一枚板を使い、

特注テレビボードの制作依頼をいただきました。

 

ご希望は、天板に一枚板を使用した、総無垢材のテレビボード。

おお、興奮しますね。笑

 

丹念にオイルで仕上げれば、

確実にアンティークの風合いに育っていきそうな予感。

 

 

どんなテレビボードを作るか、打ち合わせを進めていると、

お客様から、こんな一言が。

 

「あ、そうそう、全部真っ黒に塗装して欲しいんです」

 

( ゚Д゚)!!!黒!!


 

 

A様には失礼ですが、少し驚いてしまいました。

 

うーむ!!勿体ない!!

せっかくの立派な一枚板、総無垢材の風合いが・・・・

 

僭越ながら、A様にもこの気持ちは伝えました。

 

しかし、A様は黒がお好きで、

お部屋の雰囲気や今使ってる家具もすべて黒だそうで、

どうしても黒が良いとのことでした。

 

 

そして、納品しましたテレビボードがこちら。

 

特注テレビボード

 

特注テレビボード

 

特注テレビボード

 

特注テレビボード

 

 

 

特注テレビボード

 

 

おお・・・・・・おお!!


 

A様、カッコいいですぞ!!! イブシ銀。

 

 

 

カッコいい、カッコ悪いは別として

大切なのはA様の気持ちでございます。

 

私も納品に伺いましたが、テレビボードを見たA様は、

それはもう、大変喜んでおられました。

 

A様の納品で、また改めて感じました。

 

無垢材オイル仕上げの魅力、メンテナンスや経年変化の楽しさ

 

これはあくまでミヤモト家具の考える「本質」であり、

それが、お客様にとっての「本物」とは限らない。

 

 

ラーメン屋の店長がお客様に食べてほしいのは自慢のラーメン。

でもそこのギョーザだけが、たまらなく好きな人だっている。

 

 

大切なのは、ミヤモト家具の考える本質を「伝える」ことであり、

想いの擦り合わせをすること。

そこからお客様にとっての「本物」を導き出すということだと思います。

 

 

言葉遊びみたいになりそうですが、

実はこんなことを考えながら、

ミヤモト家具は真剣にやってるんですよ。笑

 

あの黒塗装のテレビボードは

A様にとっては間違いなく本物であり、

ご満足いただける唯一の製品だったと感じます。

 

P1770885

 

A様、この度は立派なテレビボードのご注文

本当にありがとうございました。

 

 

また明日からも、

お客様に本物をお届けできるよう、ミヤモト家具は尽力していきます。

 

 

杉木

 

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