　ナミタツデス。

さて今晩は

こういう　　　おはなし

アルブレヒト・デューラー

の『祈る手』

最近

接客の度に

折々に　　　あの

祈りの手を

うかべてしまうのです

こころに

強く　　　　想うのです

私　　宗教とかの、

そういう類のおはなし

ではなく

純粋に　　　　祈る

他の人を　　　想う

という　　行為の

美しさ

に　　　こころ

動かされてゆくのです

『祈る手』

この　　　姿勢に

近い　　　気持ちを　　　抱いて

くらしてゆく

こと

なんだか　　　　　まだまだ

わたくしの

　『家具道』

半ば　　というより　　まだ

すたーと　　　できたか　　どうか

のところですけれども

あの　　　美しき

『手』

と

同じくした

『家具』を

大きく

も

小さく

も

ない

高いから　　とか

安いから　　とか

ではなく

かっこいい　　わるい

でもなく

そのくらいに

フラットにして

穏やかにして

家具が　　　寄り添う

くらし

が　　　あるのでは

ないでしょうか

とも

祈る手を　おもい

考えてみていたのでした。