こんばんわ。
オーナーの宮本です。
本日は、ブログをご覧いただいているお客様に、
我々が日頃、どんな仕事をしているのか?
それを包み隠さず、丸ごとゴソッ!っと、お伝えしたいと思いまして、
新製品が出来るまでの工程を、2部に分けてお伝えしたいと思います。
本日はその1部。
デザインが決定するまでの仕事を、お伝えいたしま~す!
準備はよろしいですかぁ~!(^^)!
ではどうぞ!まず最初にこちらから!
製品化したいというイメージが頭に浮かんだら、早速それをラフ図にします。
どんな時に思い浮かぶか分かりませんので、これ、重要。
意外にお客様からヒントを貰うことが多く、私の場合は思い浮かんだら即刻工場長に電話します(なんせ歳のせいかすぐに忘れるもんで…笑)。
その後、工場長との話し合いが終わったら、製品会議を行います。
こんな様子です。
先程のラフ図などを元に話し合い、それぞれの意見をぶつけ合います。
そこでは、価格設定をどうするか。どのターゲットを元に落とし込んでいくか。需要はどの程度見込めるか。などなど、話こんでいきます。
ここでまとまらない時などは、工場長も参戦!
こんな感じです。
次に、デザイン案が煮詰まったら…
正式な図面の制作です。
家具職人は、なんとなくのイメージでは家具は造れません。
ここまで来ることが、新製品開発の最初の難関と言えるでしょうか。
これが終わりましたら、
出来上がった図面を元に、大型家具の場合は端材を使って2分の1ほどの模型を製作します。
全ての製品に、模型を作るわけではないのですが、製品会議の時点で、サイズ感などの食い違いにより、意見が全員一致しなかった場合などは、模型を造って確認します。
こうして、ミヤモト家具の直営工場、ヴィンテージにて出来上がった模型を、まずは工場長が確認です!
その後、ミヤモト家具に持ち帰り、再度、製品会議(3度目)を行います。
出来上がった模型を見て、再び話し合うミヤモト家具デザインチーム。
ここには、配送職人のウド店長や、現場取り付け作業等を担当する、浦ちゃんなども入ります。
ちなみに今回、このコーヒーテーブルのデザインを手がけたのは、ミヤモト家具の杉木専務。
鋭い目が光ります。
ミドリや他のメンバーも、
もいチョイ、棚板の位置は上にした方がいいのでは?とか、
格子の間隔は、あと数ミリあけたほうが良いのでは?
といった話し合いが行われます。
こうして、最終案が出来上がり、図面を書き直し、本製作となるわけです。
意外に時間のかかる作業を繰り返すことがお分かりでしょうか。
そしていよいよ製作です!
あらかじめ選んでおいた無垢材を確認する工場長。
今回は総無垢材のデザインなだけに、接ぎ合わせた感じを、この時点からイメージいたします。
はいっ!!!
という事で、長くなりすぎると皆様に読んでもらえなくなると困りますので(笑)、本日はここまでにしときましょうかね(*^_^*)
次回の2部は、製作風景を丸ごとゴソッ!とお伝えいたします。
しかしながら、この時点でも、普通の家具小売店ではありえない事をしているのがお分かりでしょうか。
殆どの家具小売店は、家具メーカーから仕入れて販売する為、このような工程はございません。
では、なぜこれほどまでに時間をかけてまで、この工程が必要なのか?
理由は二つです。
お客様に、最高品質のモノを、お買い求めしやすい価格に設定し、気軽に本物をお使いいただけるようにする為。
ふたつに、我々はプロショップ(本物の専門店)だからです。
家具の本質を知らずして、家具を語ることはできません。
そこには、デザインから製造に携わるまでの工程を体感することによって、知らなくてはならない素材の特徴や、造り方、そして長くお使いいただくために計算された、素材の動きまでをも頭に入れて考えなければなりません。
そこを知っているからこそ、お客様に適切な提案が初めて出来るのです。
以上。
本日は、「新製品が出来るまで…其の壱」と題してお送りさせて頂きました。
もしよければ、次回、来週末までにはアップできるかと思いますが、
其の弐もご覧いただければと思います!
我々の理念の実現には、個々のレベルアップが必要不可欠ですね。
それでは皆様、ごきげんよう(*^_^*)
宮本 豊彰
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
https://www.miyamoto-kagu.net
Vintage Factory
https://www.vintagefactory.jp/