株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

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最後のピース

こんばんわ。

オーナーの宮本です(^^)

只今弊社では、

 

 

ミヤモト家具新店舗SOLID

 

 

9月23日オープン予定の、

SOLIDの建築の真っ只中!

 

 

ミヤモト家具 新ブランドショップ 無垢材・帆布・革製品 SOLID着工中!

 

 

ちょっと前までこれだったのに・・・

 

 

ミヤモト家具新店舗SOLID

 

 

すでにコンクリートの床が仕上がってきております。

ホントにドキドキしてきますわ~~。

こんなにも情熱をかたむけられる。

人生かけて、自分の理想を目指していける。

そんな仕事が出来ることに、

 

本当に感謝です。

 

最近のミヤモト家具では、革の講習会が流行です。

何故かと言いますと、

 

 

 

DSCN0005

 

 

新店SOLIDでは、

中心選手のひとりとなるからでございます。

 

これまでは販売はしていたものの、

革の展示はほぼほぼございませんでした。

と言うのも、

うちにはまだ早いと思っていたから。

 

 

何故かって???

 

 

 

それは…

 

 

 

一番販売が難しいからです。

何年も前から薄々感じていたのに、私はそこから踏み込むことを恐れました。

 

ミヤモト家具の歴史の中で、

本物の革を販売することが、

 

最後のピースになるだろうという事を。

 

本当の本質を知らなければ、

本物の革は売れません。

 

 

昔、とある大先輩から、

「アニリン革の良さも説明できず、販売すらすることもできない者に、革製品すべてを売る資格が無い」

 

と言われたことがございます。

 

 

うん。ごもっともだと思う。

 

 

アニリン革とは何か?

という説明をしてしまうと、

ブログを読み切るのに30分ほどかかると思いますので(笑)、

今回はかなり割愛させて頂きます(なんならワタクシまで直接聞きに来てください!笑)

 

簡単に説明するならば、

革本来の素材の持ち味を最大限に生かすため、

塗装膜を作らず、

本物の革らしさを生かした仕上げ。

 

そんな所でしょうか。

 

付け加えるなら、

植物タンニン剤を多く使い、

ふっくらと仕上げており、

直接革に触れることが出来る。

その為、本来の革の柔らかい感触や、天然皮革そのものの風合いが楽しめる。

 

 

 

 

ミヤモト家具研修 本革編

 

 

 

この色艶・風合いを見た時に、鳥肌が立つほど、僕はゾクゾクしたんです(^^)

何でも凝り性の私は、中学から20歳過ぎくらいまでの間、

ヴィンテージデニムマニアで、全国の古着屋を片っ端から回っていた。

 

この革を見た時、

50年代の501、インディゴ染め。デッドストックのジーンズを買って、自分色に仕上げていく感覚。

 

座る部分にアタリがついて、絶妙に色落ちする風合い。

自然と付くシワや傷。

当時、半世紀以上も前に製造された、あの時のデニムと、この革から感じる感覚がとても似通っていると感じます。

 

経年変化をし続けて、摩擦の差により、色の落ち方の濃淡がうまれる。

 

当時のデニムは、多くのマニアから、「洗わないほうが良い」と言われました。

 

つまり、洗濯による色落ちは、部位ごとの濃淡が付かず、一様に色が薄くなっていく為です。

そのため、目指すべき濃淡が起こりにくく、イマイチな色落ちになるというわけ。

 

経年変化をしていく中で、

使う人の体型や、使用頻度によって、人工的にではなく、

自然とヴィンテージとしての風合いに変化していく。

 

 

言ってしまえば 、「劣化」 をメリットとして解釈できるという点は、ムチャクチャ似ているし、本物のカッコ良さを感じるんです。

 

 

色が落ち、薄くなってもなお、それがカッコイイものとして、審美性を高めるという特異な性質。

 

アニリン革と、ヴィンテージデニム。

 

似てる!かっこよすぎる!笑

 

そしてヤバい。興奮しすぎた(笑)

 

こんな話をした後でなんですが(笑)、

結局の所、使う人の好みによって、

インテリア的に言うのなら、

ライフスタイルに応じて、クリーナーを使おうが、ノーメンテナンスで楽しもうが、使う人の好きなようにしたらいいと思う。

 

昔はよく、うちの婆さんから、

デニムを洗え洗え!と、

しつこく言われながら、

かたくなに洗わなかったワタクシ(笑)

 

これも、言ってしまえば私の、ひとつの価値観にすぎなかったと今になって思うわけ。

あまり濃淡のない色落ちが好きな人もいるし、

それでは衛生的でないと考える人もいる。

 

それでよいのだ!本物はいつの時代もデリケートなのだ!笑

 

 

ミヤモト家具研修 本革編

 

 

ミヤモト家具研修 本革編

 

 

ワタクシはモノの本質をよく知っている。

だからこそ、

お客様に、ちゃんと伝えられると思うし、

 

一番販売の難しい、この本質を突いた革を売り切れるようになった時、

 

ミヤモト家具は完成形に近づけると思う。

 

そもそも、自分で買うのなら、

アニリン革のソファーしかいらないと思っているのに、

販売する時だけは

 

売りやすいという理由で、

メンテナンスのしやすい革を売るというのは

 

 

ワタクシのポリシーに反している!(なんのこっちゃ!笑)

 

 

ひとり一人のお客様にとって、一番の提案をしたいと思っているのに、

そこの引き出しの用意も出来ず、

 

革見本を見て、アニリン革に興味を抱いて頂けるお客様がいらっしゃるにも関わらず

 

ワタクシ、そこから逃げるようなことは当然致しません(ご安心下さい!いつだって超本気です!笑)

 

 

 

ふぅ~~~。

 

 

 

好きなモノだけに・・・

 

きょうは、15分で書き上げましたこのブログ(笑)

 

今から最後のピースを埋めるべく、

 

九州は福岡県に出張に行ってまいります!!!

 

最高の一日にしてまいりますよ・・・ 絶対に!

 

 

 

それでは皆様。

 

 

 

 

 

 

ミヤモト家具 社長 息子

 

 

ごきげんよう(*^^*)

 

 

 

株式会社ミヤモト家具

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp

Interior Proshop LOWVE

https://www.kagu-lowve.jp

代表取締役 宮本 豊彰

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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