株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

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最悪な事態に備えるマインド法

こんばんわ。

オーナーの宮本です。

 

きょうは「仕事を楽しむ研究家」を目指すべく!( ̄▽ ̄)!

「最悪な事態に備えるマインド法」

と題して、私なりの見解を交えましてお話したいと思います。

 

早速ですが、

世界人口の0.25%にしかすぎないユダヤ人なのですが、

ノーベル賞受賞者の20%が、なんとユダヤ人であるという事を、

皆様ご存知でしたでしょうか?(凄いですよね!)

 

フォーブスが公表している長者番付でも、上位陣には常にユダヤ人がいる。

 

これは一体、どうしてなのか???

何か具体的な理由があるのでは???

 

と、疑問に思ったワタクシが、最近読んだ本がこちらです。

 

 

 

1

 

 

 

ワタクシ、この書籍を興味半分で読んでみて、

まぁ先に結論から申し上げますと、

響く人にはかなり響く内容だなと思いました。

 

そこには私も、自分を戒めるべき、素晴らしい思想が沢山書かれておりましたので、

きょうは少しだけ、このことについてご紹介させて頂こうと思う。

 

ちなみに、この書籍を読んで改めて、

ユダヤ人と言うのは、

 

1.頭脳明晰な人が多いという事。

2.人口に対して、お金持ち・成功者の割合がムチャクチャ多いという事。

 

そしてその彼らの成功の土台になっているのが

「タルムード」(ユダヤ人の聖書たる物)

であると言われています。

 

この書籍に書かれている話には、現代を生きている我々にとっても、

非常に参考になる話が多いなと思いましたので・・・

そこで今回のブログでは・・・

 

あるラバイ( ユダヤ教の聖職者・指導者)が経験した、最悪で最良の災難

 

というお話を紹介したいと思う。

 

この話では、ラバイは毒虫の襲撃や、オオカミの襲撃、その他数々の不運に見舞われてしまいます。

なのに何故???

ラバイはそれを・・・

 

「最良の出来事だ」


 

と感じたのか???

では、この話をダイジェストで解説してきたい!

 

とある日。

あるラバイは、羊と犬を連れて旅をしていました。

 

 

 

job_hitsujikai

 

ちょっと自分とイラストのイメージが違いますが…(←だいぶ違うやろ!( ̄▽ ̄)!笑) 細かい所は置いといて。

ちなみに犬は、

 

 

 

pet_inu_hone_kamu

 

こんな感じだと想定しときましょうかね。(←絶対違うやろ!( ̄▽ ̄)!笑)

話を戻します!笑

そんな羊と犬を連れたラバイは・・・

 

 

 

book_christianity_holy_bible

 

 

 

自身の心のより所としていた、聖書を読む為の、

 

 

 

lantern

 

 

 

ランプを携えていました。

一日、歩き続けて、陽がすっかり暮れてきたので、

ラバイはその夜。

泊まる場所を探した。

 

ほどなくして、粗末な納屋を見つけた為、そこで1夜を明かすことにしたそうです。

寝る前にランプを灯して聖書を読もうとしたところ、

まだ残っていると思っていた、ランプのオイルが切れて明かりが消えた。

 

ラバイはそこで仕方なく、真っ暗になってしまっては聖書は読めぬと、

いつもより早めに眠るコトにしました。

 

そしてその夜は、本当に悪いことが重なったそうです。

 

連れていた犬が、毒虫に噛まれて死んでしまい・・・

次にオオカミがやってきて羊も殺して食べてしまいました。。。

 

悲しみに打ちひしがれながら、ラバイは空腹のまま出発した。

家族のように可愛がっていた犬も、

乳を自分に与えてくれていた、頼りの羊も、もういない。

 

この話にはオチが残っているのですが、

一旦、ここでストップして、自身に置き換えて考えてみます。

 

この話に出てくる

1.聖書を読む為のランプ

2.犬

3.羊

と言うのは、私達が持っている、「財産」の象徴的な存在です。

 

そこでラバイの身に起きたことを、私達の身に置き換えてみると・・・

 

いつもの通勤経路の先で、自動車による大事故が多発し、車は全く動かずの立ち往生。

完全に遅刻するのはおろか、重要なお客様の打ち合わせ時間にも間に合わないと判断し、

会社に電話しようと思ったらスマホの電池が切れていて連絡できず・・・

そうこうしているうちに、自分も追突事故をしてしまい、

車は廃車同然となってしまう!( ̄▽ ̄)!

 

警察を呼んでもらっている間、免許証を用意しようと思ったら、

家を出てからしばらくした所のコンビニに、

現金や免許証、クレカを入れた鞄をそっくりそのままトイレに忘れてしまった事に気が付き!( ̄▽ ̄)!

免許不携帯と点数をひかれて一発免停。

 

その後どうにかして電話を借りて、

会社に電話したら、お客様が激怒しているとのこと。

忘れ物をしたコンビニに問い合わせると、

「忘れ物は有りません」と一蹴される・・・・

 

 

 

悔しいイラスト

ちきしょーーー(T_T)


 

まぁ。。。こんな悲惨な状況でしょうか?( ̄▽ ̄)?←だいぶヤバいね!笑

 

こんなことがあったら、誰だって嫌になるのは当然と思いますが、

もっと重いケースでは・・・

 

災害で家や家族を亡くしてしまったとか、

詐欺で全財産をだまし取られたとか、

幾らでも最悪のケースは想定できるでしょう。

 

しかしながら、この物語のラバイにとっては、

ランプの機能を失くし、

毎日、心の支えとして読んでいた聖書が読めないとか、

可愛がっていた犬や、

乳を与えてくれた羊を殺されてしまうというのは、

人生最悪とも言える、災難だったわけです。

 

こういう状況に陥ってしまった時、

タルムードでは、どのように考えるべきだと説くのか?

では、話の結末に向かってみよう!

 

ラバイが空腹のまま歩いていると、

とある村の近くを通りかかりました。

ラバイはそこで、「異様な気配」に気が付きます。

物音ひとつせず、人影が全くないのです。

 

よく見てみると、

あちこちで村人が虐殺されていた。

前の晩に、盗賊がやってきて村を襲い、

村人たちを皆殺しにして、金品を奪っていったことが分かった。

 

ラバイは恐ろしさに打ち震えながら思った。

 

もしもランプが消えていなければ、私も盗賊に見つかっていただろう。

もしも犬が生きていたら、キャンキャン吠えて、やはり盗賊に見つかって、自分も殺されていたはず。

もしも羊が生きていたら、騒いで音を立て、やはり自分の居場所も見つかっていたに違いない。

 

そこでラバイは気が付きます。

 

全てを失っていたからこそ、自分は運よく助かったのだ…と。

そこでラバイは深く悟りました。

 

どんなに災難が降りかかろうとも、人は希望を失ってはいけない。


最悪のコトが最良のコトだと、信じなければいけない。


 

という事でですね。ラバイの話はここまでにしておきましょう。

 

ここで、この話の内容から、我々は何を学ぶべきなのか?

その答えを、きょうのブログで、私自身の解釈を交えながら、お話ししたいと思ったわけでございます。

 

その答えとは・・・

 

今、我々の日々の生活の上で、最悪に思うような出来事があったとしても、

それは・・・

 

「もっと悪い事が起きないようにするための盾である」


 

という事です。

これだけだと???でしょうか?

しかしこれがきょうのブログのキーワード。

以下、掘り下げて解説していこうと思いますが、改めて、

 

「今、仮に悪いことが起きていようとも、それは、今後もっと悪いことが起きないようにする為の盾である。希望を捨てるな!」


 

こういった思考法が出来るかどうかが、まさに、人生の分岐点になるのだと、タルムードでは説いています。

 

ユダヤでは、自殺は「神に対する反抗」とみなされるそうです。

NHK放送文化研究所が参加している「国民比較調査グループ」の調査によると、

日本人の内、

宗教を信仰している人は約36%。

そのうち、仏教が31%。

神道(しんとう)が3%。

キリスト教が1%。

一方で、「信仰している宗教は無い」と答えた人は、

62%にものぼります。

 

ちなみに私も、どっちかと言うと、心の部分では最後の62%に当たるような気がしています。

 

今、人の目から見て「最悪」に映る出来事も、神の目から見れば最悪なんかでは無い。

神は、もっと最悪な出来事を防いでくれている。

こういう考えは、宗教的な信仰心がないと、信じ抜くのは難しいかもしれないですね。

 

 

 

神様のイラスト

 

ちなみに「神様」というのはこんな感じなんですかね?( ̄▽ ̄)?

まぁ冗談はさておき、

私も特定の宗教を信じている訳でも無いので、最初はピンときませんでした。

 

ユダヤ人の歴史は迫害の歴史です。

迫害を逃れ、モーゼに連れられてエジプトを脱出。

その後、40年も砂漠を放浪。

600万人もの人が、ナチスにより虐殺。

こういったことがあっても、ユダヤ人はユダヤ人である事を捨てず、

数々の困難を乗り越えて、

今現在は・・・

 

世界で最も優秀で、

世界で最も成功者が多い。

 

そんな民族だと言われるようになった。

こういった歴史的な背景があるからこそ、

タルムードの教えが、自分事として刺さるのでしょうね。

なんだか、そんなふうに思わざるをえません。

 

ちなみに、私も思想として参考にしております、

世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットと並んで、

世界三大投資家と言われるジョージ・ソロス氏という人物がいます。

 

彼は1930年。ハンガリーのブダペストで生まれ、

ナチス・ドイツによるユダヤ狩りに遭い、強制収容所行きこそ逃れたものの、

父親と共に死体だらけのガレキの中を逃げ続けた。

という( ̄▽ ̄)、どんだけ過酷な経験なんよ!と思えるほどの経験をしています。

 

彼はのちに、

「あの時の経験に比べれば、のちの金融市場でのどんなリスキーな体験も、全然、大したことじゃ無かった」

と述べています。

 

私自身も、彼ほど過酷な経験はしていませんけどね。

普通の人ならゲロ吐いて、お尻から血を流して、3回くらい死んでしまっているくらいの!( ̄▽ ̄)!、

辛かったり、苦しく孤独な想いも抱きながらも、それでも乗り越えてきたという経験もございます。

 

なんでこんなマンガみたいなことが、自分の身に?

と思うほどの、

理不尽な想いをしたことは、1度や2度ではございません。

ちなみに2000年~2004年頃のワタクシは・・・

 

 

 

泣きながら歩く イラスト

 

 1年のうちで9割9分。ほぼ、こんな感じでございました!( ̄▽ ̄)!笑


 

おそらく、私の大切な仲間である弊社スタッフが、

もしも自分があの時の自分に戻ってしまったとしたならば・・・

0秒でみんな辞めていくと思う!( ̄▽ ̄)!笑

 

しかしながら、私も運よく、20代も半ばからそれを経験してきたことで、

その体験に比べれば、その後、少々どんなに嫌な事があったとしても、

自分には大したことに思えなかったし、

普通ならば「試練」と思える事も、

それなりに理性的に乗り越えていく術を学ぶ事も出来ました。

 

また、そういった経験の数々によって、なんというか・・・

守備力的なモノも会得する事が出来たように思います。

 

今、あの時の失敗や経験が無かったとしたならば、

もっと自分は、今ごろ悲惨なコトになっていただろうな…と、

容易に想像する事が出来たので、私にはこの手の話が突き刺さりました。

 

結局のところ、

全ては繋がっていたんですよね。

今となっては、そんなふうに思います。

 

自分の人生にどれだけ悪いことが重なっているように見えても、

 

人知の及ばない所で、もっと悪い事態から救われていたのかもしれない。


 

そう考えられるようになると、

1.目の前の不運に嘆く

2.活力を失い、無力になる

3.行動しないから、また不運に襲われる

という、「負のネガティブループ」から抜け出す事が出来るようになるのではと感じます。

 

もしも・・・

 

事故を起こして会社に遅刻し、大事な打ち合わせ時間に間に合わなかったとしても、

財布や免許証、クレジットカードを全部失くしてしまおうが、

事業に失敗して借金を抱えようが、

恋人に浮気されて大切なヒトを失おうが、

日々起こり得るような最悪に思える苦しみも、

もしもここに書けないような、もっと辛く、苦しい出来事があったとしても、

 

今、こういう困難が起きているお陰で、これよりもっとひどい困難を回避する事が出来たんだ!

 

つまり・・・

 

今起きていることは、もっと悪いコトが起きないようにする為の盾なのだ!


 

と、こう捉える「広い視点」を持つことが、

困難を乗り越える上で、重要なマインドなのだと感じました。

そうする事で、

未来に希望が持てるような思考にシフトする事も、

それなりに可能になるのではないでしょうか?

 

考え方によっては、

自分が起こしてしまった事故による苦しみも、

職を失って、稼ぎがゼロになったり、

それもこれも、一家が路頭に迷う苦しみから、最悪の事態に陥らないようにする為の、

盾であったのかもしれないということ。

 

勿論、私は「嫌な働き方」を我慢するのは反対ですが、

こういう「考え方・捉え方」があるという事を、知っておくだけでも価値があるなと思いました。

 

また、いま物事が万事順調に進んでいる人も、

 

「良いコトの後には、悪いコトがくる」


これは避けられない人生の大原則です。


 

その、「悪いコト」に如何に備えられるか?

もし、備えが尽きて、全てを失ったとしても、

今回のラバイのように、

きょう学んだことが、いつか、

皆さんの心を守ってくれる、「お守り」になると良いなと思い、

今回、このようなブログを書いた次第です(*^-^*)

 

 

ふぅ~~~


まだ伝えたいコトが山ほどあるのですが、

かなり長文になりそうなので、

きょうの所はこれで終わろう。。。

いや、むしろ終わりたい!( ̄▽ ̄)!笑

 

今回は、

「最悪な事態に備えるマインド法」

と題してお送りさせて頂きました。

 

次回はですね・・・、

「いやいや宮本社長。とは言ってもやね・・・」

という、反論したい人達の為に、

では具体的に、この考え方を元に、どんな行動をとれば良いのか?

これについての、

いわゆる私からのアクションプランのお話をしていきたいと思います。(突然の2部構成!( ̄▽ ̄)!笑)

 

次回のブログも、

どうぞお楽しみください!( ̄▽ ̄)!

 

という事でワタクシ・・・

 

 

 

1

 

 

 

きょうも猿になったかの如く、銭湯に行って帰ります( ̄▽ ̄)

 

明日も皆様にとって、笑顔溢れる、最高の1日になるコトを願いまして・・・

 

 

 

配送・倉庫管理 ミヤモト家具配送部最強説 (10)

 

 

 

それでは皆様

 

 

 

理念研修ミヤモト家具SOLID【山崎・森田・村岸】 (76)

 

 

 

きょうも笑顔で

 

 

 

ミヤモト家具 配送・倉庫管理の仕事 最高ですよ! (10)

 

 

 

ごきげんよう(*^-^*)

 

 

 

 

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代表取締役  宮本  豊彰

 

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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