こんばんわ。
オーナーの宮本です。
年内最後のブログになりました。
昨日のワタクシはと申しますと…
午前10時きっかりに、
以前、私が接客もしていた時代。
言うても、もう10年以上前のお客様になるのですが、
そのお客様のご紹介で、今年家具をご購入いただいたという、
数組のお客様がいらっしゃいましたから、
そのご紹介頂いたお客様宅に、1件、1件。御礼に伺って参りました次第です。
言うても、こういう事があると、地味に仕事の合間に伺ったりしているので、
残り3組といった感じでしたし、昨日も午前中には終わるかな?
と思っていたら、
予想していたテーブルのメンテナンスなんかを頼まれたり!( ̄▽ ̄)!←仮説通りですよ!笑
結局自宅に戻ったのは17時すぎ!( ̄▽ ̄)!
「年末過ぎて嫌われるかな~~」
と思いながら伺ったのですが、
想像以上に皆様に大歓迎を受けまして・・・
とあるお客様からは、蕎麦まで御馳走になってしまう始末・・・←何しに行ったんよ!( ̄▽ ̄)!笑
ちなみに私が用意していたお茶菓子は
全て賞味期限切れになっており!( ̄▽ ̄)!
シャトレーゼに急いでシュークリームを山盛り一杯買って(笑)
無事に3件の御礼を終了。
ただ・・・ちょっと気になることも有りました。
そこで言われたお客様からの御言葉で、
「ミヤモト家具も有名になってしもて、
もうワシら社長にも相手にされんくなったと思っとったちゃ~~~」
「・・・・・・・。」
「そんなアホな!( ̄▽ ̄)!笑」
これ、当然に冗談で言っているのかと思ったら、
意外にそれも本気の様子でしたので、
その時に・・・
「自分の行動も改めないとな・・・」
と、つくづく実感(>_<)
来年は少し数を増やして、お客様宅は勿論、住宅メーカー様にも、
スタッフに任せるだけでなく、ちゃんと御礼に伺おう…と、改めて思いました。
思えば今年も年始に。
私は経営計画発表会にて、
会社で掲げた目標のひとつに、
「尊敬する仲間と仕事を楽しむ」
と言いました。
この目標に関しては、不思議なもので、そういう意識の元で仕事をしていたせいか?
働く仲間への感謝の気持ちが深くなったような・・・
そんな1年にもなりましたし、
プライベートな目標に関しても、
毎日の読書と筋トレは、泊りの出張や金沢での宿泊時以外は、
1日も欠かすことなく実行も出来ました。
念願だったバイクの免許も取得し、
「バイクに乗って銭湯にいく!」
といった小目的も、今年は遂に完結!(笑)
言ったことは実行することをモットーにしておりますので、
あと出来ていないことと言えば、
配送部のアルバイター、高橋さんと飲みに行くコトくらいかな~~?( ̄▽ ̄)?
(これも1月中に実行予定!笑)
はいっ。
という事で前置きが長くなりましたが、
きょうは12月も31日。年内最後のブログとして。
先程の話の続きになりますかね。。。
「営業」
という仕事について、
私らしく、思い出深い内容と共に、面白おかしく書きしるしたいと思う。
そしてなぜ?きょう、私がこれを書くのかというと・・・
今年はメインイベントだった、「RENSEY」もいよいよ始まった年という事で、
これに関連してですね。
自分自身への、「この出来事を忘れるな!」…といった、
そんな戒めも含めて、これを年末最後に書き残しておきたいと思いました。
あれは2004年。3月頃の出来事です。
そして・・・
こちら6年前の写真になりますが、右の定年間近だった、アカセ山岡さんが、今回の主人公。
思えば2004年の当時から、
「しゃちょう。私、もうちょっとで定年なんです」
みたいな話をしていたし、
そう思うと、定年後も何年か働いていたんかな?
ちょっとそのへんは定かでありませんが、
彼は私にとって、最も記憶に残る、営業マンのひとりでした。
これは今、RENSEYを共に進めてくれている、白波瀬さんからもよく言われるのですが、
「宮本社長と山岡さんて、本当に不思議な関係で、全然!家具の話をしないんですよね~」
と、言われるのですが、そうなんです。
意識はしたことは無いのですが、
いつも山岡さんと話していた内容は・・・
1.山岡さんの孫の話!( ̄▽ ̄)!
2.野球の話!( ̄▽ ̄)!
3.社長・会長・先代の社長と奥様の話
この3点で、ほぼほぼ1と2で、9割です!笑
そんでもって、当時は私も29歳くらいでしたから、
若かったせいもあって、全く気付きませんでしたけど、
あれ、毎度プロ野球の話ですが、僕が野球好きなのを知ってか?
密かに毎度会う前に、情報収集してたんじゃないかな?( ̄▽ ̄)?
と、まず一つ思い浮かぶ不思議!( ̄▽ ̄)!
あと、これも凄いなと今改めて思うのが、
販売した物を、ひとつ1つ、詳細に記録し、
それに対しての電話や話だけは、「御礼」という形で、
必ずと言って良いほど嬉しそうにして来る、
そんな定年間近の山岡さんでした。
たぶん、上記は彼のルーティーンだったのだと思う。
さて、ということで、このへんで話しを戻したい。
2004年の3月に、私は当時、富山のテクノホールで開かれた、
大規模の暮らしの展示会に出展し、
そこには、住宅に関わる多くのメーカーが出店していて、
あの広いテクノホールのスペースに、所狭しと言わんばかりに、多くの製造メーカーが集結した。
今のテクホールのイベントなんかでは考えにくい、
大規模なボリュームで、
なんでうちを出店させてくれたのか?
今となれば不思議な気もするが・・・
とりあえず自分は15坪ほどのスペースを頂き、
そこで私は、満を持して「ミヤモト家具」として出店!
その時はアルバイトが2名の頃でしたし、
言うても、双方学生でしたから、
深夜に積込みだけを付き合ってもらい、
一台分のトラックにめい一杯荷物を詰め込んで、
「よし!じゃあ明日、頑張ってくるよ!」
と、アルバイトをしていたアキオと島ちゃんに言うと、
ふたりも心配そうに、
「しゃちょう、僕ら、明日学校休んで手伝いますよ」
と言ってきたのですが、
「本当はそうしてくれるとメチャメチャ助かる~~~( ̄▽ ̄)…」
と心の中で思いながらも!( ̄▽ ̄)!笑
流石にそれを受け入れたら、自分最低だと思ったので・・・
私は葛藤しながらも、
「全然!余裕だよ!大丈夫だから!」
と言って断った。
(※ちなみに二人は現在、結婚・新築し、ミヤモト家具の常連顧客となっております!(*^-^*)!)
そしていよいよ翌日、日中の搬入が朝9時に開始となり、
私は意気揚々と30分前から、1人で設営に伺った。
周りの出展者からは、
「えっ?この子ひとりでやってんの???」
みたいな顔をされたこと( ̄▽ ̄)
あの時の周りの方の表情も、二度と忘れられませんが(笑)
ただ・・・
スタンドライトやテーブルライトを多用し、
ソファーの前にはラグを置いて、
前もって準備したプライスとポップ、板見本を設置。
最後に雑貨を盛り盛りデコレイトして、
自分で言うのもなんですが、
とっても素敵な空間に仕上げられた!と思ったし、
周りの出店社がジロジロ見ていく中で、
「どうや!!」
くらいの気持ちでおりました!( ̄▽ ̄)!
また、2004年という、時期が時期でしたので、
自転車操業!真っ只中!のワタクシは!( ̄▽ ̄)!
ここで何とか半月分ほどの売上げを確保しなければといった、
悲壮感すら漂う…そんな強い気持ちで臨みましたし、
実際、このような経験は初めてでしたから、
なんとなく、それでワクワクする気持ちもあった。
会場がオープンとなり、
その後続々と入場されるお客様。
朝から昼頃にかけて客足は途絶えることなく、
私は弊社のブースに立ち寄って頂くお客様、
ひとり一人に、丁寧に接客をした。
13時30分頃までは、1人で粘りに粘った!
とにかく、こんなにもお客様が来るんだな…と驚きながら、
トイレに行きたい気持ちも抑えて、
「どこでどんなお客様との出会いがあるか分からない!」
「この貴重な時間を無駄にしたくない!」
まさに当時の私は、そんな気持ち1つで、無我夢中でありました。
そこで遂に・・・
問題が発生した・・・
「すいませ~~~ん」
「誰かいないの~~~~」
「これ欲しいんだけど~~~」
「いつまで待たせるんだよ!ちゃんと準備しとけよ!」
「もぅ。。時間ないんですけど!」
14時を過ぎた頃に、お客様は溢れかえり、1人での限界が来た。
何とか早く対応しようと思いながらも、
「もうしばらくお待ちください!」
「よろしければ、会場をもう1週して頂いてから、来て頂けないでしょうか?」
「はぁ~~~???なんで?」
なんて言われ、ミヤモト家具のブースにクレームが殺到。
ただ、目の前にいるお客様を無下には出来ないと、
一生懸命、冷や汗をかきながら、展示製品を説明していた。
その状況を察知したお客様が、
「お兄さん、大丈夫???」
と声をかけられたが、
「大丈夫です!!」
もはや、そう言うしかない・・・
「ちょっと~~~~!」
と言って鳴りやまないお客様の声。
挙句の果てに、お客様から厳しくお叱りを受けてしまい、
謝罪をする私。
そんな中でも、
対応しなければならないお客様もいれば、
お金をお支払いされようとするお客様。
私はひとり、冷や汗をかき続けながらパニックになった。
「あ~~~もうアカン!俺・・・もうダメだ。。。。」
と思ったその瞬間。
私がソファーを説明する、その後ろで、
何処か聞き覚えのある声が・・・
「はいはいはい!できます出来ます!サイズを変えるとね。~~~円になりますね~~!如何でっしゃろ?」
「えっ???」
私はとっさに、まさかと思って後ろを振り返った。。。
「山岡さん・・・・・」
私と目が合った時、山岡さんは私にニッコリとほほ笑んだ。
今も鮮明に思い出す。
あの時の山岡さんの表情。
しかも、絶対に怒らないような、心底優しかった山岡さんは、
あの時が最初で最後と思う。
初めて私に、真面目な表情でこう言った。
「しゃちょう!なんで一人でやるんや!
なんでワシに言ってくれんのや!」
その後、
私は目の前にいたお客様に家具の説明をしながら、
ずっと涙が止まらなかった。
「ちょっとコンタクトが・・・」
と言いながら、心配そうに自分を見つめるお客様に、
「大丈夫です」
「大丈夫です!」
と何度も言った。
そうしてその後、
ミヤモト家具のブースに、
私と山岡さんの声、そしてお客様との笑い声だけが、
会場内でひときわ大きく響き渡り、周りの出展者から、
冷めた目で見られていたことは間違えないだろうと思う!( ̄▽ ̄)!
でも、私にとっては、あれはこれまでの人生で、指折り数えるくらい、最高の時間でした。
結果、「営業」って何なんでしょうね?
ただ、私はあの時から、これまで以上に
「沢山販売して、山岡さんに喜んでもらいたい」
と心底思えたし、
長い関わりの中で、
藤井社長のことをはじめ、アカセの歩み、山岡さん自身の歩みを、
山岡さんを通じて教えてもらった。
何故か?は、自然と知りたいと思えたし、聴きたいと思った。
そして、いつの間にか、
山岡さんを通じて、私はアカセのファンになっていたことに気付かされた。
「営業」の仕事とは、自社のファンになってもらうこと。
ひと言、端的に話すのなら、そう言うコトだと思う。
店舗も、製造も、外回りの営業も、ここの抽象は変わらないはずです。
改めて、あの日を振り返り、
そんな当たり前のコトに気付くことが出来ました。
はいっ!ということで、このへんにしておきましょうかね。
本日は、
「振り返れば奴がいた!」
と題して、とある一人の営業マン、山岡さんのお話しをお送りさせて頂きました。
思えば、あの時から、
RENSEYに導かれる、レールの先端が、出来上がっていたのかもしれません(*^-^*)
では、きょうの話のまとめを、
私の今年の気付きの総括を、
最後に以下に記しまして、
年内最後のブログとさせて頂きます。
企業づくりはファンづくり
「勉強すれば良かった」と後悔する人は山ほどいる。
だが、「勉強しすぎた」と後悔する人はいない・・・
最近・・・マジでそう思う
By みやもと とよあき
明日も、また来年も、皆様にとって、笑顔溢れる、
最高の1日。最高の1年になるコトを願いまして・・・
それでは皆様
きょうも笑顔で
ごきげんよう(*^-^*)
株式会社ミヤモト家具
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RENSEY金澤本店
https://rensey.jp
代表取締役 宮本 豊彰