こんばんわ(^_^) オーナーの宮本です。
先日恥ずかしながらワタクシ、久しぶりに…
朝帰りをしてしまいました(笑)
いうても朝まで飲み続けて早朝5時。
そしてワタクシ39歳。
未だにこんな事が出来るという事に驚きです(意外に若い!ん?意外にとは失敬なっ!多分若い!笑)
こんなにも清々しい朝を迎えられたのは10年ぶりほどです(それは大袈裟やろ~笑)
思い出します。10年前。
宮本トヨアキ29歳の出来事です。
起業して3年目の春。
なかなか波に乗れなかったワタクシは、自分の会社の方向性を模索し、日々情報収集。
言っても、かけるお金も限られている。
少しづつ自分のお客様も増え始めたとはいえ、安定するには程遠く、この時、
この先、自分は何を目指していけば良いのか?
夢は何だ?
希望はあるのか?
そんな事を考えては、しかしながらどうすれば良いのか分からずに。
結論には到底至らぬ日々を、私は悶々と過ごしておりました。
お客様もさほどいらっしゃらない店の中で、ずっと考えてばかりでは逆効果と、当時は全国各地の工場さん。家具メーカーさん。そしてインテリアショップを、巡り巡っていた時でした。
そんな時、軒並み洒落たインテリアショップが立ち並ぶ、東京目黒の通りを歩き、とあるインテリアショップに辿り着きました。
名前は「カーフ」。
何件もインテリアショップを巡っていた時でしたので、一人で何気なくお店に入りました。
あの時の衝撃。
最初に見た光景は、物覚えが悪い自分ですら、10年も前のことであるにも関わらず、昨日の事のように思い出せます。
「自分が目指したい店はこんな店だ!いつか成長したら、こんな店にしたい!」
あの時、何処のインテリアショップに行こうと、何とも思わなかった自分が、誰かに叩き起こされたかのような感覚に陥りました。
富山に帰った私は、早速、知り合いの家具業界の方に片っ端から
「目黒にある、カーフさんて知ってる?」
と電話をかけては「知らない」と言われ(笑)、また悶々とした日々を過ごし、時折東京に行っては、この店なんちゅう所やろ!と、またまた悶々としては、日に日にストレスまで溜め込む始末です(笑)
そんなある日、とても仲良くしておりました、当時シノハラ製作所に勤務しておりました米盛さんがミヤモト家具に来店し、
「あ~。カーフさんね。知ってますよ。少し弊社も関わっていますからね」
「えっ!本当に!お~い。米盛さん!それ、はよ言ってよ~~」
と話した10年も前の出来事を。私は一字一句間違えなく思い出せます(笑)。
その後、営業の稲穂さんを紹介してもらい、今のミヤモト家具にも生かせることが無いのかと、東京に行ってはカーフさんに立ち寄りました。
初めて島田社長にお会いした時は、緊張のあまり、まともに話もできず(笑)、ただただ嬉しくて、その日から島田社長の名刺の裏に、その年、その年の目標を書き込んでは常時名刺入れに入れて持ち歩き、年の終わりには、達成できたかな?と見るのが、私の楽しみのひとつでした。
あれから10年。うちも少しなりに成長したかなと思う反面、今でもたまにお伺いすると、
「うわ~。まだうちはこの位置かぁ~」
と気づかされます(笑)
営業の稲穂さんとも、気づけば10年のお付き合いになりまして、先日、
「担当が変わることになりましたので、久しぶりにお伺いします!」
と、東京ではチョイチョイお会いしておりましたが、富山では2年ぶりの再会。
後任の山本さんを連れていらっしゃったので、久しぶりに飲みに出かけました。
夜10時頃から始まりまして、インテリア業界の事。今取り組んでいる事。仕事の悩みや葛藤。
いずれに付けても朝の5時まで仕事の話。
我ら3人。
どれだけ真面目かっ!!!
と思うほど、仕事ネタで盛り上がり、どれもポジティブな内容。
「時間が経つのも忘れる」
と言うのは、こんな日の事を言うのだな
と思いました。
特に、二人の職場への想い、お客様への想い、そして社長への想いには感動し、
やっぱり二人は、私が憧れたインテリアショップで働くお二人だと思うと、本当に嬉しく。
同時に感じた事は、辛い事や、時には嫌な思いも経験しながらも、それを乗り越えてきた二人だからこそ、こうして分かり合えることも多く、そして、強く優しい心が持てるようになったのだなと感じます。
常に目標とされるインテリアショップであり続けなければならないプレッシャーの中、10年務めてきた「経験」と言うのは、本当に凄い事です。
会社への愛と言えばいいのか、「誇り」と言う方が正しいのか?
これだけ想いを共有できる同僚がいる。
何気ない事のように思いますが、本当にかけがえのない経験をされていらっしゃいます。
お二人には、ずっと今のままで、私が憧れるカーフさんの幹部でいて欲しいと思いました(^_^)
実は、私は何年も前から本当は気づいているのです。
ミヤモト家具は、いくら頑張ってもカーフさんのようにはなれないという事を。
いつしか、我々が進むべき方向性に、気づかされたから。
時間をかけて、我々が目指す、ミヤモト家具になれば良いという結論です。
その為に、カーフさんからいろいろな材料を貰います。
その材料を使って、自分の目指すミヤモト家具に仕上げていく。
それで良いのです。
先日も、お二人から、我々の目指すミヤモト家具になる為の、沢山の材料を頂きました(*^_^*)
稲穂さん。山本さん。
本当に有難うございました。
家具業界の未来は
と~っても、明るい(^_^)
お二人を見て、つくづくワタクシ、そう思いました。
10年前。
あの日あの時、私が感じた想いを、お二人には忘れてもらいたくないし、私は私で、あの頃感じた、強烈な憧れを、忘れてはなりません。
明日も頑張ろ。
私が目指す、ミヤモト家具にも、まだまだ遠く、及びませんから。
そこも意外に高いお山です(笑)
成長するスピードは例えカメのように遅くとも、
しかしながら、いつかそこに登り辿り着き、振り返った時に。
カーフさんだけには、まだまだ高い山の景色であってほしいなぁ~
って思います(*^_^*)
しもた…
また余計なコトをツラツラ長々書いてしもた…
島田社長に叱られないうちに、きょうはこのへんにしておきます(笑)
本日は「憧れの景色」と題してお送りさせて頂きました。
それでは皆様。ごきげんよう(*^_^*)
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
https://www.miyamoto-kagu.net
Vintage Factory
https://www.vintagefactory.jp
代表取締役 宮本 豊彰