こんばんわ。
オーナーの宮本です。
誰しもが、だいたい30歳くらいを過ぎるとですね。。。
忘れられない人との・・・
「特別な再会」
を果たす事が、時折あるものだ。
そしてそれは時に、
自分自身の勇気を取り戻す「キッカケ」となり
大きな気付きを与えてくれる。
今日は、そんな話しを、お送りしたいと思う(*^-^*)
時は2009年。
当時私は34歳。
そしてその時に再会した相手こそ、
恐らくこれで、私のブログの最多出場者になったであろう…
さかのぼること36年前、
小学校時代の友人だった、チュウタ君(*^-^*)
あの頃は、毎日のように遊んだりしていたけど
その後、全くといってよいほどに接点の無かった
私とチュウタ君は・・・
オトナになり勿論、別々の道を歩むこととなる。
彼はエリート街道を真っすぐに歩み続けた、現在公務員。
かたや私は荒野を駆け巡り、紆余曲折を経て、家具屋になった。
これは当時のミヤモト家具、本店です。
この頃は、私以外は皆アルバイトであったものの、
店自体は軌道に乗ったあとで、常に大忙しだった。
私は、接客してプラン作って配送行って発注して(笑)
なんなら工場周って打合せして銀行行って融資のお願いして…
みたいな…! ( ̄▽ ̄)!笑
いま振り返れば、
あの仕事量、どうやってやってたんかな?( ̄▽ ̄)?と、
自分でも不思議に思うほど忙しかった(笑)
そんなある日。
Mマークと、コカ・コーラの自販機も懐かしい!( ̄▽ ̄)!
2009年の、割と肌寒い季節だったと記憶している。
あの日。
この本店入り口から、
一切わき目も振らず、店の奥の奥にいた私を見つけるや否や、
真っすぐに通路を歩いてくる男。
そして私の目の前に立ち止まり
彼はひとこと・・・
「とよあき!結婚することになったから、家具一式たのむちゃ!」
これが、ほぼほぼ小学校以来、
まともに話しもしていなかった男が、
およそ20年ぶりに再会したと思いきや、
初めに発した言葉です・・・
彼はあの日、どう思っていたのか分かりませんが、
私にしちゃあ、衝撃的な出来事で、
あの時の光景、彼が歩いてくる姿、服装。
もう何年も逢っていなかった事を忘れさせるくらいに、
私の顔を見て、ニコッと笑った、あの表情。
きっとこの先、私は二度と忘れることはないだろう。
彼はその後、再会したあの日の言葉通り。
ダイニングとリビングの家具のフルセットは勿論、
カーテンから食器棚、その他ありとあらゆる物まで
弊社で丸ごと一式を購入した。
その時の写真がこれしか無くて…少し心残りですが…
それからというもの・・・
彼は、この15年もの間。
人生の節目があるごとに、弊社で家具を買いにやって来た。
ちひろちゃんには弟も出来た。
15年前。
初めて店にやってきた彼は、
店の中で立ち止まり、家具を見渡すようなそぶりも見せず、
私がしている家具屋が、
どんな店であるのかを、確認する訳でもなく・・・
どんな家具を、どれくらいの価格で販売しているのかにも
見向きもせずに。。。
20年ぶりに再会した私の目の前に立ち止まり。
「とよあき、結婚するから、家具一式たのむちゃ!」
とだけ言いました。
そりゃあ勿論、嬉しかった。
沢山購入してもらった事も、当然嬉しいし、
何度も人生の節目に、自分を思い出し、
家具を購入しに来てくれた事。
どれもこれも、本当に嬉しいと言うほかない。。。
でもそれ以上に・・・
あの日、私は何が嬉しかったのか?と言うならば・・・
そもそも、彼は家具を知らない。
物の良さだって、知るはずも無い。
勿論、奥様を連れてきた彼に、
十分な接客も説明もしたとは思う。
でも彼は、店に初めて入ってきたあの日。
家具も価格も、どんな店なのかも、
なんなら勿論、2階にすら足を運ぶことなく、
な~~んにも見ずに・・・
私に・・・、
一式家具を買うとだけ伝えた。
つまりは・・・
例えミヤモト家具がどんな店であろうと・・・
トヨアキから家具を買う
これだけを決めて、やってきたのだと思うのだ。
私はあの頃、家具屋をやり始め、9年弱が経過していた。
勿論、支えとなった温かいお客様も沢山いたけど、
その期間、商売の外側で、散々いろんな人に、
いろんな理不尽を言われてきたから…
自分だけを信用してくれた。
ただただ単純に、彼のその行動が嬉しかった・・・
弟の学習机まで終わっちゃったもんね。。。
今度こそ、買うものが無くなっちゃったかもな…
そう思うと、本当に寂しいです・・・
それから・・・
いつか、ちひろちゃんと弟がオトナになった時、
家族とのキズナや、思い出の刻まれた家具に触れて・・・
お父さんのこと。お母さんのこと。
それと・・・ちょっとだけでもいいので・・・
自分の事も、思い出してくれるといいな~って思うんです(^^)
図々しいですね。。。
その頃、もう私は店にいないかもしれないし、
そもそも、家具屋は沢山あるからね。
うちを選ばないといった選択肢も、
当然にあって然るべきです。
でも・・・
それはそれで・・・
本当の「私の仕事の評価」こそ、
そこにあるのかな…
と思いながら、
きょう、このブログを書きました。
我々の役割は、
我が社の家具とサービスを通じて、
お客様と、その家族とのキズナを繋ぎ合わせていく事です。
我々ひとり1人が、そしてミヤモト家具そのものが、
その「架け橋」となり
後世にまで続く「家族との幸せな時間」
そして、「かけがえの無い思い出の数々」を
心を込めて提供できる存在になる。
そしてこの役割を全うする事こそが、
私に勇気をくれた彼に対して、自分が唯一してあげられる、
これからの「恩返し」の1つになるのかな~って、
そんなふうに、思っています。
うん・・・
なんだか…シミジミ泣けてきちゃったので…笑
このへんが潮時ですね(*^-^*)
本日は、
「To the Bridge 懸け橋となる存在へ」
と題してお送りさせて頂きました。
きょうも最後までご覧いただきました皆さま
本当に有難うございました<m(__)m>
明日も皆様にとって、笑顔溢れる、最高の1日になるコトを
わたくし、心より願いまして・・・・
それでは皆様
きょうも笑顔で
ごきげんよう(*^-^*)
株式会社ミヤモト家具
https://www.miyamoto-kagu.net/corp/
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
https://www.miyamoto-kagu.net
Interior Proshop LOWVE
https://www.kagu-lowve.jp
SOLID FURNITURE STORE TOYAMA
https://www.solid-furniture.jp
SOLID FURNITURE STORE KANAZAWA
https://kanazawa.solid-furniture.jp/
Vintage Factory
https://www.vintagefactory.jp
RENSEY金澤本店
https://rensey.jp
代表取締役 宮本 豊彰
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家具という市場は大きな市場では無いと思いますが
地方富山にこのような家具屋があり、
家具に魂を吹き込んだ社長がいることを
地元民としてとても誇りに思う
心温まるブログでした
宮本家具の益々の発展をお祈りしています K.H
K.Hさま
私にはあまりにも身に余るお言葉です。
ただ一生懸命に仕事をしてきたことが
K.Hさまにそのように受け取られたのだとしたら
本当に嬉しいし、こんなコメントをして頂いた
K.Hさまに、心から感謝の気持ちで一杯です!
勇気を頂きました!これからも頑張ろうと思いました!
このようなコメントを頂きまして、
本当にありがとうございました!!!宮本
かっこ良すぎて痺れる!
宮本社長!あんたこそ男の中の男だ!
これ見たらなんで宮本家具がこんなにも有名で大きくなったのかが分かったよ!
俺も頑張るぞ!ガツンと胸に響く言葉をありがとう!
オトさま
ちょっと予想外のコメントに。。。
勿論嬉しいのですが、私のような者が
この言葉に相応しいのか?
勿論おそらく相応しくないのですが(笑)
オトさまにこれからの自分の行動で
本気で相応しいと思われるような男になろうと思いました!笑
ありがとうございます!
男の中の男になります!( ̄∇ ̄)!宮本
宮本さんは経営者としての手腕も勿論ですが、そもそも人としての厚みが違う。その上、情報を自身のブログでしか発信せず、表だけを着飾った者とも一線を描くしている。文書力も見事。こちらの内容。わが社の朝礼で使わせてもらいます。勉強になりました。これからも更新を楽しみにしています。
岡崎さま
御社の朝礼で使って頂けるなんて光栄です。
私は経営者としても、また特に人としては
本当に未熟者でありますので、弊社の仲間に支えられ、
只今猛烈に勉強中の身分でございます。
更新を楽しみと言って頂けた事が、
言葉にならないほど嬉しいです!
勇気を頂きました!本当にありがとうございます!!宮本
会社の同僚から『お客様を失った日』のブロ
グを読めと言われ、社長さんの存在を知りま
した。それからこれまでのブログも遡って、
7割ほどは読ませてもらったと思います。個
人的には、熱い人が好きじゃないから、社長
さんも自分の好みではない。ただ、何処か綺
麗事を言ってるだけの人とは違う、迫力を感
じる。恐らく、全てが事実に基づいており、
経験からくる物だから、説得力が違うのだと
思う。結果、貴方は大した人だ。否定しよう
にも、貴方の人となりに、その世界観に引き
込まれる。宮本家具の行く末を見てみたい。
男気溢れるチュウタさんの行動と、それに応
え続けた社長さん。見えない友情で結ばれた
独特の関係性に、認めたくないが感動した。
息子娘が、巡り巡って、社長さんに会いに行
く日が来る事を願う。
春休み中さま
最後の文章。。。
本当に心に響きました。。。
自分が逆の立場になった時、私が尊敬する友人の
チュウタ君のような行動ができるオトナになりたい。
今純粋に、そう思います。
チュウタ君の息子娘に、いつか逢いに来てもらえるような
そんな誇れるオヤジの友人でありたいと思います。
春休み中さまの御言葉に、奮い立たされた想いです。
このようなコメントを頂けたことに、
心から感謝いたします!
本当に本当に、ありがとうございました!宮本