こんばんわ。
オーナーの宮本です。
ミヤモト家具のホームページがリニューアルされて、10日が過ぎました。
私は、自慢じゃありませんが家具の事以外は案外無知な男です(笑)。
他業種の事は想像以上に分かりません。
先日、善田先生から紹介された彫刻家の岩崎努さんの作品を見て、富山にも本当にいい職人がいるんだなと思ったのは最近ですし、ホームページのデザインを、社外の人に任せる事にも、随分と最初は抵抗がありました。
今回、このホームページのデザインを担当したのは、株式会社FANのWEB職人。山本さん。
デザインだけ変えてほしいと依頼したのですが、それがそこそこな金額だったので、若干最初はやろうかどうかと迷いました。
そこで、自分を納得させるために、何人かのWEB の仕事をしている方を、友人から紹介してもらい、片っ端からお会いしました。
私がそんな中、山本さんに決めたのは、なんとなくの直感ですが、気持ちのある方なのでは？と感じたのがキッカケでした。
というのも、他の方は随分と事務的な方に思え、
この人に頼みたい！
そう思えるような方もおらず、実は消去法で彼を選びました。
私が彼にお願いしたことはとてもシンプルで、
「ミヤモト家具をよく理解したうえで、山本さん自身が、心から本当に良いと思えるホームページにしてください」
それからというもの、
「どんな思いで、社長が仕事を始められたのかを知りたかったので」
と、彼は我々一人ひとりを理解する為に、何年もかけて書き上げた、スタッフ皆のブログと私のブログを網羅し、
「とても感動しました」
と(笑)、我々に似合うデザイン案をおこしては、ミヤモト家具に立ち寄り、何度も何度も意見を求めてきました。
それから時は過ぎ、だいぶん出来上がった頃でしたでしょうか。
彼は、こんなことも話してくれました。
「実は私、家を建てたときに、ミヤモト家具さんとは別の家具屋さんで家具を購入してしまいました。今思えば、本当に社長の所で家具を買い揃えれば良かった…」
と、何も正直に話さなくてもよい事まで話す山本さん(笑)。
ただ、お世辞や嘘を言えるような人でないのは分かっていたので、その言葉を聞いて私はとても嬉しかった。
最後にできたフォトアルバムを作りながら、、
「感動して泣きそうになりました」
と話す山本さんは、我々が理念にも掲げた、本物の「気持ち」を持ち合わせた職人なんだなと思った。
公開後。
私は彼に電話をし、
「本当にいいホームページにしてくださって、ありがとうございました。スタッフの皆も、私の知人友人も、大絶賛ですよ！」
と話すと、電話越しに言葉を詰まらせる彼。そして出た言葉は、
「社長！今度妻と伺います…」
と言ったのには笑えました(笑)。
山本さん。そんなつもりで言ってないので(笑)、無理に奥様、連れていらっしゃらなくても大丈夫です(笑)。
そして、何やかんやで丸二か月ほどかかりましたホームページのリニューアルは、無事終了。
私はこの期間に、彼を見て、
本当にいい仕事は、気持ちが備わっていないとできないんだな～
と、つくづく感じました。
それは、自分の仕事によって、お客様に心から喜んでもらいたい！
といったような、誠にシンプルな気持ちです。
当初、高いと感じた制作料は、終わってみると、とても安かったと感じます。
我々が、よく口にする
クオリティー 対 価格
紛れもなく、山本さんのクオリティーは価格以上のものであったと思います。
そして今日。
彼が伺うというので、
「山本さん。きょうはフォトアルバム用の写真を撮らせて下さいね」
とお願いすると、
「社長…。実は私も、そこに載せて欲しいと思っておりました(笑)」
と、山本さん(笑)。
ちゃんと載せておきましたよ。この写真。
我々が目指している、「本物」という定義は、人それぞれだと思う。
私は、他業種の事は全くと言ってよいほど分からないが、彼の作りだした作品と、そこに込められた気持ち。
紛れもなく彼は、「本物」の職人であったと思う。
最後になりますが、
この度、ホームページのリニューアルに、多大なるご協力を頂きましたお客様。ミヤモト家具の関係者の皆様。尾口社長を始め、FANのスタッフの皆様方。
そして何より山本さん！
本当にありがとうございました。
これからも末永いお付き合いの程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それと。
ちゃんとフォトアルバム。見といてくださいね(^_-)-☆
それでは皆様。ごきげんよう(*^_^*)
宮本 豊彰
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO
https://www.miyamoto-kagu.net
Ｖintage Factory
https://www.vintagefactory.jp/
