今日は最高気温１１℃ということで、

春の訪れを感じる、とても暖かい１日でしたね。

暖かいだけで、気分が高揚します。

皆様　おはこんばんちは。

しぇんむの杉木です。

 

本日は、

 

とあるお客様からのご依頼にて

 

完全オーダーメイドで製作致しました

 

素敵な食器棚のご紹介です。

 

 

 

今から１年半前に、弊社でソファをご購入頂き

 

当時お住まいだったアパートに納品させて頂いたD様。

 

 

この度、晴れてご新築されるとのことで

 

お店にご来店頂きました。

 

 

「どうしても欲しい食器棚がある」

 

 

というD様たってのご希望からスタートした今回の旅。

 

 

そのイメージは、

 

女優の石田ゆり子さんが使われている食器棚でした。

 

（ググったら、たくさん出てきます）

 

 

 

もともと、D様は

 

使い込んでアンティークになるような家具や道具がお好きな方で

 

食器棚のデザインにあたり、ヒアリングを重ねていく中で

 

D様が望まれていることが、徐々に明確になっていきました。

 

（特注はこの過程がめちゃくちゃ楽しい）

 

 

 

何度も何度もメールのやり取りや

 

打ち合わせを重ね

 

先日、納品させて頂きました食器棚がこちら。

 

 



 

 



 

 



 

 

 



 

 

 

いやいや・・・・・

 

D様、

 

 

素敵すぎる！！！！

 

 

 

この食器棚、

 

本当にD様のこだわりと思いが詰まっております。

 

 

 



 

ガラスにはアンティーク家具によく用いられている

 

モールガラスを使用。

 



 

扉は、上に開くフラップアップ式となっており

 



 

その扉は、そのまま中に収納される造りとなっております。

 

扉が邪魔にならず、便利！！！！

 

 



 

今回の食器棚の雰囲気を作る上で、欠かせなかったのが

 

この棚板の造り。

 



 

ひとつひとつが、トレーのようになっており

 

手前にスライドして、

 

食器が取り出しやすくなっております。

 

 

何かわからんけど、おしゃれ！！(笑)

 

 

 

 

D様のお話を聞く中で

 

バシッと同じ価値観となったのが、

 

「なるべくメカメカした家具用金物は使わない方が良い」

 

という点。

 

 

その為、このトレイ（棚板）は

 

 



 

スライドレールは一切使用せずに

 

本体に受け残を付け、トレイ側面に溝を掘り

 

木の上を滑らせて可動します。

 

 

 

この金物では味わえない特有の「スーッ」と擦れる感じが、

 

「使う」気持ちよさに繋がります。

 

 



 

ハンドルには真鍮製のものを。

 

触れば触る程、味わい深く経年変化を致します。

 

 

 



 

 

 

 

中段の間にある、この彫り込みによって作られた手掛けをひくと

 



 

なんということでしょう！！

 

スライドカウンターの登場です。

 

 

 

ここにグラスを仮置きして、

 

ご夫婦で晩酌するお酒を作るとのこと。

 

僅かなスペースも有効活用するD様、、、、恐るべし！

 

 

 



 

脚もとにも棚を付け、一升瓶などをストックしておくとのこと。

 

う～～～ん、マンダム。

 

 

 

 

言い忘れましたが

 

この食器棚はブラックチェリー材を使用しております。

 

 

10年、20年と使い込むほどに

 

どんどんと味わい深い表情になっていく様を

 

とにかく楽しみたいとの事。

 

 

 

それにしても、、、

 

 



 

 



 

 



 

 

 



 

 



 

 

見れば見るほど、本当に良くできております。

 

どんだけ手が凝ってるんだ！！！(笑)

 

 

この食器棚を製作してくれたのは

 

ミヤモト家具自社工場　Vintage Factoryの責任者であります

 

 



 

齊藤学はん！！！

 

 

 

 

 

納品に際して、

 

「家の引き渡しと同じくらい、食器棚の納品が楽しみです。

 

もしご都合が合えば、

 

ぜひ作ってくださった職人さんにもご挨拶をしたい」

 

と、D様よりとても嬉しいメールを頂いたので、、、、

 

 

マナブ兄やんも、納品に駆け付けてくれました。

 

 

 

特注家具というのは

 

納品日当日までお客様も実物を目にすることが無いので

 

 

ちゃんとイメージ通りになっているか、

 

ほんとに喜んで頂けるだろうか、

 

と、不安が付きまといます。

 

 

 

 

しかし、

 

その不安は一瞬で消え去りました。

 

 

 

食器棚が搬入されるや否や

 

D様は大変、嬉しそうで

 

「夢に描いた食器棚が目の前にある！！夢みたい！！！」

 

「すごい！！凄すぎる！嬉しくて泣きそう・・・」

 

と、それはそれは喜んでくださいました。

 

 

その瞬間

 

安堵と嬉しさが、胸の奥底から込み上げてくる、あの感覚。

 

最高ですよ、、、、この仕事はほんと。

 

 

マジで、俺も泣きそうになりました。(苦笑)

 

 

 

お客様の為に、僕には気付けないような様々な工夫を凝らし

 

懸命に製作に励んでくれた齋藤さんには、本当に感謝です。

 

 



 

（イケメンVer）

 

 

 

D様、この度は本当にありがとうございました。

 

このような特別な食器棚の制作をご依頼頂き、

 

我々も貴重な経験をさせて頂きました。

 

 

 

当初のご予算をオーバーしてしまい、

 

特注と言うことで、色々と不安な部分もあったと思いますが

 

 

納品した品物を見て

 

最後の最後に、

 

初めて

 

「これは、安いです。」

 

と言ってくれたD様の言葉が忘れられません。

 

 

 

 

 

可愛い娘さんに受け継ぐというD様の次なる夢の為に

 

ミヤモト家具はアフターフォロー致しますので、

 

何かあればいつでも杉木まで連絡下さいね。

 

 

この度は誠にありがとうございました。

 

 

 

 

さぁ、明日はどんなお客様とのストーリーが始まるかな。

 

うへへ。

 

 

 

では、本日はこの辺で。

 

チャオ。