富山の家具屋 ミヤモト家具スタッフブログ

いつの間にか桜の季節も終わりですね。

毎年、各所にお花見に行くのですが、今年は通勤中の車窓から楽しみました。





今日は、大事な納品がありましたので、ご紹介させていただきます。

 

約78年前に、K様の亡きお義母様の嫁入り道具として、

ミヤモト家具で購入された桐箪笥。

ミヤモト家具は、79年前に「宮本タンス店」として創業されましたので、

ほぼ創業当時のお客様ということになります！

当時、相当高価だったであろう、総桐の婚礼箪笥。

 

「傷んだところを直して、少しでも綺麗になるのであれば、

6月にお嫁に行く娘さんに持たせたいけど、できますか」と、

ご相談いただいたのは2月でした。

 

K様が嫁いで来られた時には、すでに物置きに置いてあったという箪笥。

引き取って来た時は、こんな状態でした。

 





 



経年の汚れや、欠けや傷みがあって、金具も壊れている箇所もありました。

 

お預かりしてから2ヶ月。

見違えるように綺麗になって、K様の娘さんのご新居にお届けしてきました。

 









 

 

本当に美しく仕上がり、とても喜んでくださいました。

おばあちゃま、お母様、娘さん、そして、次の世代へ

4世代で100年以上、大切に受け継いでいって頂きたいです。

 

実は、K様。私の叔母で、娘さんは私のいとこなんです。

叔父から、昔、亡きおばあちゃまがミヤモト家具で買った箪笥がある

と聞いてはいましたが、

私がこの会社に入り、いとこが結婚することになり、桐箪笥の修理を依頼してくれた。

すごいご縁だなと思います。

 

自分の仕事で、叔父や叔母、いとこの役に立てたこと、

また、ミヤモト家具の創業当時の家具を修復できたこと、

本当に嬉しく、貴重な経験をさせてもらいました。

ありがとうございました。

 

ご実家に、思い出の桐箪笥や形見の桐箪笥があるという方、

綺麗に修復致します。

ぜひ、ご相談くださいませ＾＾

 

  

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