- Feb.16
- 2018
生まれ変わる椅子
もうじき3歳になる息子の新が、僕の仕事を何となく理解しているらしく
パパのお仕事は何?と聞くと「イスとテーブル売ってるー!」と答えます。
そこで先日、うちの嫁が 新に「パパいつも何してるー??」と聞いたところ
「オナラとウンチ」と答えたそうです。
子供は見ていますね。僕は仕事よりオナラをしている印象の方が強いようです。
おはこんばんちは。しぇんむの杉木です。
のっけから下品なワードを失礼しました。
しかし、子供は親の真似をするとはよく言ったものですね。
僕や妻のしていることをよく観察し、同じことをしようとします。
仕事も一緒で
まずは先輩や上司の真似をする。
それができてから、良いところを参考にしながら
オリジナルにしていく。
それが成長の一番の近道なのでしょう。
それは
家具の世界でも同じようなことがあるのです。
かの有名な 北欧のデザイン界の大巨匠ハンスJウェグナー。
生涯で500種類以上の椅子をデザインしたと言われています。
家具好きの人なら、一度は聞いたことのある名前ではと思います。
ウェグナーの作品の中でも、有名な椅子といえば・・・
やはり「Y Chair」ではないでしょうか。。
曲げ木加工されたアーム部分、
積層合板で製作されるY字形の背もたれ、
そして優雅な曲線を描く後脚。
1脚あるだけで
本当に絵になる美しい椅子であります。
そんなYチェアですが・・・
1脚10万円近くする代物。
まぁ、ウェグナーの名作であり、クオリティー考えると
これでもお求めやすい価格設定を実現したと言われているのですが
私みたいな庶民では、
到底、手が届かない。。。
ということで、
この度なんと
Y Chairが
新たにリデザインされて、
登場したのです。
こちら。
おお!
おお!!!!!
これは・・・・・
クリソツ!!!
なんて言ったら失礼ですね。
最初に言っておきますが。
こちらはパクリではなく、
Y Chairのリデザインなのです。
すでにあるデザインのものを参考にし、
自分なりのコンセプトやイメージに合わせて
もう一度デザインをし直すようなことを指します。
本当に平たく言うと
「真似している」「偽物」と思われがちなのですが
この世界では決して珍しいことではなく
ケアホルムやイームズ、パントンにコルビジェなど
世界の名高い家具デザイナー達も
このリデザインを繰り返しながら、
名作を生み出してきたのです。
有名なところでいえば・・・
こちらのケアホルムの名作家具「PK22」という椅子は
ミースの超有名な名作「バルセロナチェア」の
リデザインと言われています。
ポール・ケアホルム自身がミースに非常に大きな影響を受けた
デザイナーであったため、
バルセロナチェアを超えるために改良を重ねていった
結果が「PK22」だそうです。
おもしろいですねー。
実際、Y Chairを生み出したウェグナー自身も
中国明時代の椅子をベースにリデザインを何度も繰り返し
Y Chairを生み出したのです。
つまりは・・・・
リデザインとは、確かに真似に近いかもしれないが
またそこから新しいものを生み出していく過程であり
決して悪いことではないということ。
ということで改めて、
うん、美しいですね。
背とアームの曲木のラインや
ペーパーコードの風合い
座り心地まで
見事にY Chiar の良いところを継承しております。
決定的に違うのは
Y Chairの由縁となっている背が
「Y」ではなく、「Ⅱ」。
僕らは勝手にⅡチェアって呼んでます。笑
まぁ、
見れば見るほど
Y Chairを彷彿とさせる こちらのイスですが
一番の魅力は・・・
ここまでY Chairの佇まいを継承しながら
価格がY Chairの4分の1程度だということ。
なんとこの椅子、1脚2万円代でお求めいただけます。
もちろん、無垢材オイル仕上げの風合い。
実際に見て、触れて、座って見ましたが
本当にハイクオリティーですよ。
確実に言えるのは
世に出回っているリプロダクト品よりは
格段に良い出来です。
現在、本店にて展示販売中。
価格もお手頃で
Y Chairのような北欧テイストがお好きな方には
とてもおススメですよ(^^)
では本日はこの辺で。
チャオ!
杉木
SOLID FURNITURE STORE
HP : https://www.solid-furniture.jp/
姉妹店 Interior Proshop LOWVE
HP : https://www.kagu-lowve.jp/
本店 Interior Shop MIYAMOTO
HP : https://www.miyamoto-kagu.net/
株式会社ミヤモト家具
HP : https://www.miyamoto-kagu.net/