- May.30
- 2016
摺り合わせ
皆様、おはこんばんちは。
しぇんむの杉木デス。
本日は、波店長と宇戸部長が朝早く出発し、
静岡県浜松市にお住いのI様邸まで、家具の納品に入っております。
最近、ご遠方からのお客様が本当に増えており、
嬉しい限りでございます!
わざわざ浜松からいらしてくれた、I様。
本当にありがとうございます。
一方、富山の私は、
午後から弊社のフレッシュ伊藤さんと共に、
ヴィンテージファクトリーへ打ち合わせに行ってきました。
工場では、
舟瀬さんが特注テレビボードに使用する
ブラックウォールナット一枚板天板を丹念に研磨しておりました。
波店長が担当しているお客様分らしいのですが、
これほど贅沢な材料を使用した造作家具はそうないでしょう。
仕上がりが本当に楽しみです。
そちらと平行して、弊社の人気オリジナル製品であります
複数台のオルカベンチの製作が行われておりました。
シンプルな直線ラインと、醸し出す素材感。
ミヤモト家具 澤田副店長のデザインで生み出されたこのベンチは
本当にカッコ良いと思う。
1つ1つのベンチが、これからお客様のもとへと届けられ、
笑顔を作り、永く、ご家族の団欒の中に据えられていくことを思うと、
家具屋って本当に夢のある仕事だなーと思います。
そて、肝心の伊藤さんは
工場長と造作家具の打ち合わせです。
打ち合わせという名の「摺り合わせ」ですね。笑
工場の職人たちは作り手からの目線で、
僕ら販売員は売り手からの目線で意見を出し合い、
どうしたら、
そのお客様にとってベストな提案になるかを話し合っております。
職人は造りや構造面、デザイン案など的確なアドバイスをくれる一方、
どうしても「作リ手」からの意見になります。
これは決して悪いことではなく、当然のことです。
そして、販売員は「お客様目線」での意見を出します。
そのお客様は何を求めてらっしゃるのか
ミヤモト家具のどんなところを気に入って頂いているのか
ご予算はどれ程なのか
どんなデザインがお好みなのか etc....
僕らの考えと、
職人が求める作り方
そして、お客様が求めていらっしゃる完成形。
この三つを、摺り合わせする必要があるのです。
当然そこには摩擦が生じることもあり
言い合いになることもしばしば。笑
でも、最終的に職人も販売員も目指すところは
お客様が求めていらっしゃる完成形に他ならないので、
その中でベストな方法を探るしかないのですね。
僕はこの時間がとても楽しい。笑
職人と話していても、
「そんな方法があるのか!」
と勉強になることばかりだし、
お客様への想いをダイレクトに職人に伝えることができる
貴重な時間であるから。
本日も、伊藤さんと工場長がいい感じでしたね。
伊藤さんが、クオリティを落とすことなく、
何かコストを抑える方法はないかを必死に探っておりました。
お客様の為に話す二人の姿は、
良い光景でしたね。笑
こうして、職人と販売員、そして配送員へと連関して
お客様へと繋げていけるミヤモト家具は
やはり楽しいなと思える一日でした。
伊藤さんも頑張って!
ではではこの辺で。
チャオ。
杉木